TULIP

run

run

'07年の復活作。財津和夫の曲で固められたDisc2がに強烈。ビートリッシュなメロディーを優しい歌声で聞かせる作風は健在ながら、人を失う悲しみと諦観に満ちた歌がしわがれ声を交えて歌われる様に圧倒されてしまう。何とも悲痛な寂寥フォークロック"あの星へもどろう"に、奇妙に乾いた感覚が印象的なラテンフォーキー"空を見上げる人"、凄味のある枯淡調アシッドフォーク"見えないものも信じられるさ 愛が信じられるなら"など。