今日聴いたもの

Spring Has Come

Spring Has Come

新作。雨上がりの爽快さと曇り空のグルーミーさが入り混じったような雰囲気のフォーキーシティポップで、今回はジェイムス・テイラーを思い出す瞬間が多かったような。これまでのような際立ったキラー曲がないせいか、一聴、地味な印象ではあるものの、じっくり聞きこむとどの曲も胸にしみこんでくる言葉とメロディー。特にお気に入りは、お洒落な室内楽ピアノロックの"風をまつあの人"に、スティールパンとファズギターの交錯するアレンジが新鮮な"Tropical Highway"、穏やかな陽だまりラテンフォーキーに抉るようなスライドギターが絡んでくる"Autumn"など。