今日聴いたもの

Ten(初回盤)

Ten(初回盤)

前作からわずか4か月ほどで出た新作。ルーツ、トラッドな音楽性と凝ったポップス志向の融合がさらに進化した感じの風通しのいい曲が並ぶ1枚。10枚目にして未だ新たな引き出しとか新機軸に満ちていてかつ無理矢理感がないのがスゴイ。今後もあるとはいえ、とりあえず最後まで一度も期待を裏切られなかった、と言いたい。冒頭、"きもだめし"から真骨頂なブラックユーモアがさく裂。そこから「そうなの?」が最高な快適カントリーロック"ナイーヴな人々"に、まさかのオールディーズ路線"夢見て眠りよ"とタイトなNW系パワーポップ"ビリー"、トラッド調フォークバラッドの"仔狼のバラッド"と快作奇作が並ぶ前半が特にヤバい。