今日聴いたもの

Madre En Anos Luz

Madre En Anos Luz

84年。モノ・フォンタナ参加、スピネッタ・ハーデ名義での最終作。1曲目の"Camafeo"をはじめ、エッジの効いたエレクトロアレンジとプログレAORが融合した、独特の切ない近未来感に満ちた1枚で、初期プリファブ的な青い激情がメロウに炸裂する"Amarilla flor"から、XTCっぽくもあるファンキーなNWギターロック風の"Este es el hombre de hielo"と続く流れは特にツボ。そして終盤、フォンタナのエキゾティックなシンセフレーズにグッとくるニューエイジAORインスト"Mula alma"に、"Diganle"のロマンティックの極致のようなピアノとギターの絡みにもかなりシビれる。