今日聴いたもの

Quail

Quail

韓国Rivermanから再発された米国SSWの'77年アルバム。ギター伴奏を中心にした簡素なアレンジに、ジェントルで少し無骨なVoとか、いかにも飾り気のないフォーキーSSW的な佇まいとは裏腹に、どの曲も繊細でソフィスティケイトされたクロスオーヴァーAOR的な凝った楽曲ばかり。

特に奥様のデュオで聞かせる"Stupid Sheep"や"Opposite's Game"といったボサ路線の曲に顕著な、複雑な曲をあくまでハンドメイドな感覚で聞かせるネオアコ的なスタンスには強く惹かれる。ほかに、なかなかプログレッシヴな展開を見せるサンバAORフォーキー"Willie"やソフトロッキンなパーカッシヴチューン"Emmaus"あたりもかなりのお気に入り。