今日聴いたもの

ニッケル・オデオン / ハンバート ハンバート
新作ミニアルバム。今回はアメリカンなフォークロック色が強い感じの6曲入り。1曲目のゆったりテンポのアーシーなフォークロック"みじかいお別れ"の出だしのメロディーでいきなり引き込まれる。全体に寓話色が薄くて、日常的な題材をユーモアにくるんでいるタイプの曲が多めなのが個人的には嬉しい。軽快に跳ねるリズムが気持ち良いファンキーなほのぼの社会派フォーキー"桶屋"が一番のお気に入り。
さすらい記 / ハンバート ハンバート
'10年。ずいぶんドッシリ落ち着いて地に足がついて聞こえる演奏や、曲によっては「みんなのうた」っぽかったりアイリッシュトラッド調J-POP風だったりする雰囲気に、最初あまり馴染めなかったんだけど、繰り返し聞くうち、イントロでキュンと来る"さようなら君の街"や、どこか不思議な味わいの郷愁バラード"おべんとう"など、好きな曲がだんだん増えてくる感じ。スカなリズムの"罪の味 (なんじゃらほいバージョン)"とダンサブル・トラッドな"アセロラ体操のうた"がやはり楽しい。