今日聴いたもの

Mind Bokeh / Bibio
'11年。「Ambivalence Avenue」はあまり入り込めなかったんだけど、一気にポップス寄りになった感じのこの新作は、相変わらず夢幻アンビエントな電子音や現実音を散りばめつつ、そこにナヨ声で歌われる甘酸っぱいメロディーが乗った、程よく下世話でキラキラした80年代エレポップ感が満載で、一発でトリコに。特に、エクスペリメンタルな不協和音イントロから、サンシャインレゲエなラヴァーズトロニカとでもいうべき不思議な世界に突入する"Pretentious"、ブツ切りビートが格好良いイージーリスニングディスコ"Anything New"、メランコリックな密室ディスコ・エレポップ"Wake Up!"、チャカポコしたギターカッティングがファンイーなリズムボックス・ディスコロック"Light Seep"と、イイ曲が畳み掛けてくる前半の流れや、終盤のクロスオーヴァーなロボ声エレポップ"Feminine Eye"とか、本当に素晴らしい。