今日聴いたもの

Disco Discharge - Euro Disco / V.A.
Harmlessの2枚組ヨーロピアン・ディスコ編集盤。キャッチーで下世話なダンストラックの数々がサービス満点のロングバージョンで収録された、かなりB級ディスコ好きのハートをくすぐる内容。特に70年代後半の音源をまとめたDisc1が素晴らしくて、まずシルヴァー・コンベンションの"Love In A Sleeper"やジョルジオ・モロダーの"From Here To Eternity"に"The Number One Song In Heaven / Sparks"といった個人的な大ファイバリット曲が収録されてるのに加えて、Cerrone作の緩いハッスル系ディスコ・ソウル"Garden Of Love / Don Ray"をはじめ、聞いたことの無い人たちの曲群がまたどれも傑作。
先の読めない展開を見せる13分越えのノスタルジック・ディスコ大作"That's The Meaning/Boogie Motion / Beautiful Bend"、アシッドなシンセをフィーチャーしたエキゾティック・スウィング調の男女混声ハーモニーディスコ"Margharita / Massara"、大映ドラマティックな初期ハイエナジー・ディスコ"Extraterrestrial Lover / Sylvia Love"、ミニマルなシーケンス・フレーズと派手なストリングス&ホーンの組み合わせが絶妙な"Fear / Easy Going"、突然のサンバ展開も素敵なスペーシーなハンドクラッピン・ディスコ"Give Me A Break / Vivien Vee"と、楽しすぎるショービズ系ディスコが目白押し。
80年代中ごろのエレクトロ、ハイエナジー色の強い音源を中心にしたDisc2も、チェンジにローラ・ブラニガンエイス・ワンダープロパガンダといった有名どころも押さえつつ、冒頭のクールなミニマル・エレクトロ・ディスコ"I.C. Love Affair / Gaz Nevada"や、フックの効いたメロディーが印象的な哀愁ブラコン・ディスコ"Take Me To The Top / Advance"、まさにエレクトロ・ミーツ・ハイエナジーな"Dancing In The Dark / Mike Mareen"といったマイナーな隠れ名曲とのバランスがイイ感じ。