今日聴いたもの

サンボマスターは君に語りかける / サンボマスター
05年。1曲目の"歌声よおこれ"はテレビで聞いたときにはそんなに印象に残らなかったけど、改めて聞くとラウドで切ない最高なソウルフル・ロック。続く、オリジナル・ラヴと青春パンクが同居したような独特のファンキー・ロック"青春狂騒曲"、高速ビートに美メロが絶妙にハマッた"これで自由になったのだ"も、バンドの勢いとパワーを感じる格好良いロックンロール。シュガーベイブが熱血したようなホーン入りのラウド&メロウ・ロック"夜が明けたら"も最高。ただ、アルバム後半も基本的に同じ路線なはずなのに、前半の楽曲群のようなマジックが微妙に感じられないのが不思議。
僕と君の全てをロックンロールと呼べ / サンボマスター
06年。エレファント・カシマシやRCサクセションを思い出させるヘヴィーなソウル・バラード"二人ぼっちの世界"ではじまり、2、3曲目はやはりソウルなファンキー・ロックンロール。なんだけど、路線はオリジナル・ラヴからウルフルズ寄りにシフトしたようで、全体的にグッとドメスティックさが増した印象。全18曲75分、前作の後半に並んでた感じの曲や、ビート・パンクなロックン・ロールやメロウ・ソウルなど、前作では1曲の中に同居していた諸々の要素を個別に提示してるような曲が並んでて、ちょっと独自性が薄れて散漫な感じも。フォークっぽいメロディーの疾走ロック"心音風景"がお気に入り。