今日聴いたもの

Herb Alpert's Ninth / Herb Alpert And The Tijuana Brass
"Love So Fine"が収録されてる67年作。この曲はこんな風にサビであからさまにリズム・チェンジしないアレンジの方が好きなんだけど、優雅な演奏自体は悪くない感じ。アルバム全体は、いつもの通り陽気な中に哀愁漂うトランペット主体のアメリアッチ・サウンドで、マーチ風の"A Banda"、チョコレートのCMみたいですごく昭和40年代を感じる"My Heart Belongs to Daddy"、歯切れの良いリズムにちょっと不思議なメロディーが乗る"Flea Bag"、目まぐるしいアレンジの人力メガ・ミックス"Carmen"あたりが印象的。
Boogaloo Bluesman / Johnny Colon
ピアノにトロンボーン、ヴォーカルもこなすラテン・ミュージシャンの、67年から72年かけてのCotique音源コンピ。基本的にブーガルー。タイトルどおりのブルージーな曲は1曲目の"Boogaloo Blues"くらいなんだけど、コレはウッド・ベースがリードするクールなブーガルーでカッコイイ。コード・チェンジが粋なブーガルー・チャチャ!の"Mira Ven Aca"、ソウル寄りの"You Gotta Love Me"、チョイ悪な解釈がイカす"Sunny"、リズム・チェンジが面白いジャジーブーガルー"Ya-Yi-Ki"など。グルーヴィーなピアノ・プレイやユルいバック・コーラスもイイ雰囲気な、やさぐれパーティー・チューンがいっぱいで楽しい。ただ、アルバム後半、だんだんサルサ色が強まるホーン・アレンジはちょっと苦手。Vampisoul編集盤。