今日聴いたもの

Marlena / Marlena Shaw
72年。ジャズにミュージカル、ソウル、ゴスペルなどを行き来する音楽性に、どことなくサイケなムードも漂うストリングス・アレンジやファズ・ギターなど、初期ミニー・リパートンやロータリー・コネクションなんかに通じる70年代初頭のクロスオーヴァー・ソウルっぽいヴォーカル・アルバム。ワルツ・テンポのジャジー・ソウルと化した"Runnin' Out of Fools"や"Save the Children"のディープでソウルフルな味わい、ハープの美しさにウットリな流麗スロー・バラード"You Must Believe in Spring"、洗練された雰囲気だけどやっぱり切ない名曲"So Far Away"など。ブルーノートの1500円再発シリーズ。
Sweet Revival / Ronnie Foster
73年。全編に渡ってメロウで清涼なハモンド・オルガンをフィーチャーしたイージー・リスニング寄りクロスオーヴァー盤。女声コーラス入りのメロウ・ディスコチューン"Back Stabbers"、爽快なイージー・ディスコ"Superwoman"、エレキ・シタールであのメロディーを!っていう新鮮な驚きがある"Alone Again (Naturally)"など、ヒット曲カヴァーが特に冴えてる感じ。アルバム中では異色の疾走ジャズファンク"Sweet Revival"や、ブルージーでやさぐれたムードのTVドラマ劇伴風"It's Just Gotta Be That Way"なんかもお気に入り。これもブルーノートの1500円再発シリーズ。