今日聴いたもの

Studio One Soul 2 / Various Artists
Soul Jazzのスタジオ・ワン産ソウル・レゲエ集第2弾。"Westbound Train / Jacob Miller"、"People Make The World Go Round / Hortense Ellis"、"Ain't No Sunshine / Horace Andy"と続く、冒頭のダウナー・ソウル・レゲエ3連発が素晴らしい。全体的にダウナーでメロウなトーンで統一されてて、自分にとっては凄くツボな選曲。
スモーキーなMCの合間に流れる女声ヴォーカルがメロウな"Fool For Love /Prince Jazzbo"、スウィートなコーラス・レゲエにファニーなダブが接続される"Ten To One /Cornell Campbell"、大胆な音の抜き差しが痛快な"Darker Block /Dub Specialist"("ノルウェイの森"カヴァー!)、ブルージーなファンク・レゲエ"Compared To What / Jerry Jones"、この盤の中でもとりわけメロウ・ダウナーな"Land Call Africa / Anthony Creary"("朝日のあたる家"カヴァー)など。
それにしても、清涼オルガン・インストがダビーに展開する"Choice Of Music Part 2"にエキゾティックな哀愁ナンバー"Jumping Jehosophat"、"ホワッツ・ゴーイン・オン"のとても感じの良いカヴァー"Fancy Pants"と、ジャッキー・ミットゥーの曲は毎回光ってるなあ。
Jamaica Soul Shake Vol.1 / Sound Dimension
コレもSoul Jazzのスタジオ・ワン編集盤。ジャッキー・ミットゥー、セドリック・イム・ブルックス、ローランド・アルフォンソ、アーネスト・ラングリン、リロイ・シブルスというお馴染みのメンツによる、エレキ・インストやオルガン・ジャズのレゲエ盤という感じのインスト演奏。すべて70年前後の音源なせいか、ちょっと性急な初期レゲエ・リズムが中心で、クールなベース・ラインに小刻みなギター・カッティングとオルガンのユニゾンがとにかく気持ちイイ。各メンバーの見せ場をダイジェストしたみたいな"Rathid"、ヒップなチンピラ・ムード漂う"Man Pon Spot"、ユーモラスなSE入りの"Holy Moses"、ラテンとレゲエが融合したようなリズム感覚の"Solas"が特にお気に入り。