今日聴いたもの

再発見・ニッポンの音/芸(9)シティ・ソングの昭和史
中村とうようが選曲・監修してる編集シリーズの1枚。藤山一郎の"東京ラプソディー"で始まり八代亜紀の盛り場演歌で終わる「昭和の都市生活」を描いた歌の数々。古賀政男の曲が若干多め。ダイナミックな和洋折衷ぶりで驚かせてくれるような曲があんまり聞けなかったのはちょっと残念だけど、どこかで聞いたことのあるフレーズが次々に出てきて、ああ、あれはこの曲からだったのかー、っていう発見が結構多かった。
"ああそれなのに / 美ち奴"(洒脱なジャズ座敷うた)
"細君 三日天下 / 杉狂児+美ち奴"(「トンチンカン」な歌詞が楽しい軽妙夫婦歌謡)
"雨の酒場で / ディック・ミネ"(独特のリズム感と間合いが魅力の低音ヴォーカル。セリフ入り)
"東京流れ者 / 渡哲也"(クールなブルース歌謡。ハードボイルド)
"雨のカフェテラス / 八代亜紀"(シンガーズ・スリー参加のお洒落アダルト歌謡)
the SHADOKS MUSIC compilation
マイナー/アンノウンなサイケ・ガレージを淡々と再発し続けるレーベルのサンプラーCD。ヘヴィ・サイケ系を中心にアシッド・フォークやロックンロール、R&Bビートなどイロイロ収録。基本的に分かりやすく面白い曲や単純にイイ曲が多くて、この手のコンピではかなり満足度の高い内容。フル・アルバムを買ってみたいバンドもいくつか。
"A Bikers Tune / Peacepipe"(ド派手なヘヴィ・サイケ・インスト)
"Orange Float Petals / My Indole Ring"(妙にバカバカしい、躁状態のフラワー・ミュージック)
"Keep On Rocking / Shiver"(壊れた絶叫ヴォーカルがステキなガレージR&R)
"Morrison Heathcliff / Tony, Caro & John"(ヨレつつもキャッチーなフラワー・フォーク・ロック)
"Love Of A Woman / Juan De La Cruz Band"(めまぐるしく曲調が変わるお楽しみヘヴィー・サイケ)
"My World Is In Wax / The Brain Police"(グルーヴィーで格好良いヘヴィー・ロック)
"Sunrise / Pete Fine"(アンバランスな音響バランスがヘンな室内楽サイケ)
"Rit Yellow Of The Sun / The Spoils Of War"(SE満載のギミック・サイケ。ジャジー