今日聴いたもの

Be / Common
ウッドベースと電子音の絡みが絶妙な1曲目を試聴機で聞いてヤラれた。さりげない緊張感がたまらない。けどそれはすぐに終わってしまって、あとは耳ざわりの良いR&B寄りヒップホップが続いて、1曲目で抱いたイメージと微妙にズレを感じるけど、ジワジワと染みてくる悪くない内容。メロウなイイ曲が多いと思う。ロマンティックなミディアム・ファンクの"Faithful"やホーンが爽快なAORソウル風"Real People"、跳ねるエレピが気持ち良い"They Say"、ドラマティックな"It's Your World"など。カニエ・ウエストがエグゼクティヴ・プロデューサーという肩書きでクレジットされてて、トレード・マークの早回しのヴォイス・サンプルがたくさん聞ける。
Green Cosmos / Deerhoof
ヒリヒリするようなストイックなポスト・パンク・アンサンブルにノンビリした歌声が乗っかる1曲目を試聴機で聞いて、これは!と思って買ったんだけど2曲目以降は80年代テクノ・ポップみたいなフニャフニャしたフィメール・ポップが並んでて、これはこれで悪くはないんだけど、1曲目で高まったテンションをどこへ持って行けばいいのか・・・。牧歌的なようで時々唐突にバーストしたり、なんだか謎な音楽性で、他のアルバムもなんか気になる。
Everything Ecstatic / Four Tet
ノイジーなベースと土砂降りのようなドラムのエディットがカッコイイ1曲目を試聴機で聞いてヤラれた。2曲目以降もマーチング・ドラムにオリエンタルなメロディが乗る"Smile Around The Face"、どんどん高揚していく疾走ポスト・ロック"Sun Drums And Soil"、メロウでアブストラクトな曲なのにドラムだけがドタバタしてる"Turtle Tutle Up"、アシッド・ハウスをポスト・ロック化した"Sleep, Eat Food, Have Visions"など、さりげなくバラエティに富んでてユーモアとアヴァンなセンスを感じさせる内容。