今日聴いたもの

ゴールデン・ベスト 筒美京平を歌う / 朝丘雪路
70〜75年。筒美京平作曲の8枚のシングルとアルバム曲(全てカヴァー)をコンプリートしたソニー時代のベスト盤。"雨がやんだら"のイメージが強いけど、以後のシングルはああいう演歌っぽいムード歌謡よりは、もうちょっとお洒落なソフト・グルーヴ歌謡という感じ。B面曲にやたらイイ曲が多い。
"お別れしましょう"("雨のエアポート"と"京都の恋"が混ざったような曲)
"朝まで待って"(純和風な"ブルーライト・ヨコハマ"という趣)
"終わりなき冬の旅"(ナレーションで始まるドラマティックなヨーロピアン歌謡)
"大人の愛について"("くれないホテル"っぽいクールなジャズ歌謡)
"おとなの会話"(和風ボッサ歌謡の名曲)
"私が今ほしいもの"(アップ・テンポなフォーク歌謡風。出だしのメロディにグッと来る)
"愛の裁き"(アート・ロックなオルガンをフィーチャー。凝ったアレンジの力作。)
"追いかけないで"(それまでの楽曲からは想像つかないディスコ・テイストのグルーヴ歌謡
"別れのスナック"(藤家虹二作品。中間部のメロディが最高)
Cherrystone's Rocks〈15 Rare Psyche And Progressive Gems>
ヨーロッパ物中心に70年前後の音源を集めたレア・グルーヴ的なロック・コンピ。ヨアキム・カーンやウルフギャング・ダウナーといったジャズ・ミュージシャンの演奏も収録されてるけど、基本的にはサイケ〜ブルース・ロック周辺のアート・ロックが中心で、レア・ファンク物とはまた違ったゴツゴツした武骨さが漂う1枚。Lo Recordings。
"Love,Love,Love / Plugh"(インパクト大なオープニング・トラック。ピエール・アンリ"サイケ・ロック"風)
"Speak In My Mind / Taiconderoga"(ラテン・ビート上をフリーキーにギターがうねる奇妙なジャズ・ロック)
"Sweet Movin / Mecki Mark Men"(フリ−キーなギターやオルガン入り呪術R&Bロック)
"QE2 / Black Cat Bones"(グルーヴィーなブルース・ロック)
"City Walk / Niagara"(ドラム&パーカッションのブレイク・ビーツ)
"Lady Blue / Et Cetra"(ウルフギャング・ダウナーのフリークアウトしたジャズ・ロック)