今日聴いたもの

OK!OK! / 栗林みえ
99年頃は割とJ-POPを熱心に聴いていた時期で、このアルバムに収録されている"OK!OK!"や"だんだん君がスキになる"は当時お気に入りだった。アルバムには残念ながらそれらのシングル曲を超える曲は収録されてないようだけど、久々に聞いたこの独特のぶっきらぼうな歌声はやはり好感が持てる。
"OK! OK!"(渋谷系ロカビリー歌謡)
"だんだん君がスキになる"(個人的な90's J-POPクラシック。名曲)
"恋を祈ってる"(ギターポップ歌謡。声域が合ってないのが惜しいけどイイ曲)
It's A Sunshine Day The Best Of Brady Bunch
70年代のファミリー・グループ。他の同巧グループと一線を画す甘いハーモニーは、ウィスパー系の女声ヴォーカルの存在が大きい。弾けるようなポップソングが詰まった楽しいアルバムだけど、この女声ヴォーカルがもしありがちな明朗ヴォーカルだったら、かなりの曲がつまらないバブルガム・ポップに成り下がってしまうような気がする。なのでその女性ヴォーカルがメインで歌う曲が好き。
"We Can Make The World A Whole Lot Brighter"
"I Just Want To Be Your Friend"(カート・ベッチャー。ボッサなフォーク・ソフト・ロック
"Road To Love"(女性ヴォーカルの舌足らず具合が素晴らしい)
"Gonna Find A Rainbow"
A Caribbean Taste Of Technology / Mad Professor
85年。スティール・パン使用の1曲目が最高にリゾート気分なダブ・ミー・クレイジー番外編。タイトルに反してルーツっぽい曲が多いんだけど、この盤もDMCシリーズ同様ハイパーなダブ・エフェクトが満載。
"Fresh And Clean"(リゾート気分な1曲目)
"The Heart Of Jungle"(エキゾティックなジャングル・ダブ)
"Capadulla"(キャッチーなベースラインのアップテンポ・レゲエ)
"Uncle Sam's Backyard"(ダビー・カリプソ
今日の我れに明日は勝つ 美空ひばり大全集29
昭和48〜50年のシングルAB面曲集。リリースのペースが随分落ちてきた。とりあえず、かとう哲也の楽曲提供が無くなったのが残念。でも予想に反してド演歌と言えそうなのは"花と龍"(古賀政男)や"こころの町"(船村徹)くらいで、収録曲の大半を占めるのは当時の歌謡界の主流だったはずの演歌寄り歌謡ポップス。当時の人気歌手の物真似をやってるみたいに1曲ごとに唱法がコロコロ変わるのはやはり試行錯誤期だったのかな。パッと聴いて良いなと思ったのは井上かつおの曲。
"黒い微笑"(井上かつおサトウハチローの歌詞が面白いお洒落アダルト歌謡)
"むらさきの涙"(井上かつおちあきなおみのヒット曲風。出だしのメロは"Yesterday's Once More")
"あの子・誰の妻"(船村徹。ほのぼのとしたイイ曲)
I Will... / 来生たかお
86年。素晴らしく良い声の持ち主。ゆるやかなメロディをささやくように歌うタイプの曲が多いんだけど、どの曲にもグッと来るメロディが含まれているのはさすが。珍しくめちゃくちゃメリハリの効いたアレンジとメロディが聞けるタイトル曲"We Will"がベスト・トラック。