レコード。

キッス・イン・ザ・ダーク / ピンク・レディ
79年。ミュンヘン系ディスコ・ナンバー。作者のMichael Lloydはレイフ・ギャレット等を手掛けたソングライター/プロデューサー。AMGによるとThe West Coast Pop Art Experimental Bandのメンバーだったみたい。曲はあんまり面白くない。
The Sound Of Summer / Newton Family
81年。ピコピコしたシンセ・ディスコにサーフ・ロック風味を加えた、弾けるメロディが魅力的な、これはなかなかの名曲。と思ったら"Beach Baby"のCater/Shakespeare作品。
マジカル・シンデレラ / 中村繁之
86年。モータウン歌謡。このリズムの曲はたいていの場合ありきたりな感じになってしまうものだけど、コレはすごく良い曲。出だしのメロディからグッと来る。和泉一弥という人の作品。
シンデレラたちの憂鬱 / 川島みき
88年。都志見隆のA面はポジティヴ・ニュー・ミュージック歌謡で、こういうタイプの曲はどう聴けば良いのか分からない。念のために聞いたB面の和泉常寛"星空のハンター"はハード・ロック+ヨーロピアン・エレポップなアレンジが今聞くと絶妙にダサ格好良くて最後まで面白く聞いた。
IN & OUT / BOY
84年。宝塚風の女性二人組。新田一郎作曲のシャッフル・ビート歌謡。突然4ビートになる凝った構成に好感が持てる。
ボーイ・キラー / 松本友里
84年。派手なシンセ・ドラムをフィーチャーしたオールディーズ風エレポップ歌謡でツギハギ展開が楽しい名曲。加瀬邦彦作品。
September Rainに消されて / つちやかおり
年。松尾一彦作曲のロマンティーク歌謡。岩崎宏美が歌いそうな感じ。それにしても気持ち良い声の持ち主。
ラブ・ストーリーはこれから / Hi-Fi-Set
南佳孝。イメージ通りの4ビート・ポップス。マントラ風のコーラス・ワークが印象的だけど、楽曲自体はあんまり印象に残らない感じ。83年。
カフェ・フラミンゴ / 安部恭弘
83年。サッと聞いた感じでは8ビートのシティ・ポップのA面よりミディアム・グルーヴなB面"Still I Love You"の方が良い曲かな。風街ハードボイルドな歌詞は松本隆
夢見街 / 国広富之
79年。大村雅朗作・編曲の叙情派フォーク歌謡。サビのキャッチーな展開はさすが職業作曲家の作品と思わせる。
上野市 / 西岡たかし
75年。吉田拓郎みたい。メジャーな曲調にマイナー・コードが混じる明るく切ないメロデイが魅力のカントリー・フォーク・ナンバー。
お嫁にもらおう / 石橋正次
73年。千家和也/叶弦大のフォーク調歌謡曲千家和也のエグい歌詞を味わうなら、ほとんど語呂あわせみたいなA面曲より、断然B面の"妹とふたり"。これは相当な悲惨な内容で大満足。
過去 / じゅん&ネネ
71年。阿久悠/中村泰士。グルーヴィーなベースがうなるアーリー70's歌謡。でもそれだけかな。B面の"今うつくしく"は変な3拍子みたいなリズムがサビでキャッチーな美メロに展開する構成が見事。A&M歌謡の傑作。
I Can't Stop / The Osmond Brothers
ライナーによると60年代後半の録音らしいけど詳細は不明。"I Can Hear Music"を引用したビーチボーイズ風のハーモニー・ポップ。B面の"Flower Music"はタイトル通りのフラワーなフォーク・ロック。オズモンズ及びオズモンド・ブラザーズは昔"チム・チム・チェリー"に感激して以来結構聞いてるけどなかなかコレといった曲に出会えないなあ。
Taking A Chance On Love / The Osmond Brothers
録音年代は不明。こちらは"All You Need Is Love"を引用して、ちょっと凝ったフラワー・ポップにアレンジしたミュージカル・ナンバーのカヴァー。B面"Groove With What You Got"は何てことのないロック・ナンバーだけど間奏がやたらと格好良い。