今日聴いたもの

Spinning Around（The Today Sessions）/ Black Ivory

リロイ・バージェスが在籍したNY産ソウル・トリオのPerception/Today音源を集めたSanctuary編集盤。アップテンポなノーザン・ソウルやファンクも披露してるけど、あくまで中心になるのはスウィート系のスロー・ナンバーで、それが70年代初頭のSSWブームとシンクロするような静謐でグルーヴィな名曲揃い。何曲かキャロル・キングやローラ・ニーロのカヴァーかと思ってあわててクレジットを確認してしまった。ほとんど全楽曲をパトリック・アダムスがプロデュース。<ｂｒ>"I'll Find A Way"
"She Said That She's Leaving"
"If I Could Be A Mirror"（不思議な動きのベースが印象的）
"Find The One Who Loves You"
"Baby, Won't You Change Your Mind"
"Time Is Love"
"（It's）Time To Say Goodbye"
"No If's, And's Or But's"（涼しいオルガンの音色がジャッキー・ミットーみたい）
"Wishful Thinking"

今日の我れに明日は勝つ 美空ひばり大全集19

昭和36・37年のシングルAB面曲集。相変わらず米山正夫の才能が爆発してるけど、今盤で初登場の狛林正一のツイスト2曲のインパクトも強力。
"気まぐれ風来坊"（米山正夫。時代劇の劇伴風ジャズ歌謡）
"テンガロン・ハット"（米山正夫。"月影のナポリ"を思わせるお洒落ラテン歌謡）
"裸念仏ぁ岩の上"（米山正夫。不思議なムードの和風ラテン歌謡）
"お嬢さんとこいさん"（米山正夫。ダブル・ヴォーカルがモダンな軽快4ビート歌謡）
"恋は不思議なもの"（米山正夫。軽妙なラテン歌謡。怪獣映画のような壮大なイントロが強烈）
"ひばりのツイスト"（狛林正一。シャックリ唱法が炸裂するロカビリー歌謡）
"ブルー・ツイスト"（狛林正一。同時代の洋楽に近い雰囲気のガール・ポップ）
"ギター追分"（米山正夫。イントロでスティール・パン使用）